古文書いろは

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【準2級】古文書解読検定の結果がかえってきた(追記あり)

準2級検定結果

古文書解読検定の受検結果が郵送されてきました。

結果は20点中15点で合格でしたヘ(゚∀゚*)ノ

比較的簡単だと感じていたので予想通りの点数でした。

問題だらけの検定運営

合格できたのは良かったのですが

今回の試験では3級の合格ラインが20点中2点だったそうです。

実は友人が3級を受検しており、せっかくなので問題をコピーしてもらって

私も解答を作成しておりました。

なんと結果が6点でしたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

協会側も棄権者が続出したことや難易度設定に対して文書で謝罪しております。

私の点数を見て頂いても分かる通り、今回の3級の難易度設定は問題しかありません。

個人的意見ですが以下のようなことが挙げられるかと思います。

①明確な難易度の基準がない。

漢字検定であれば出題される漢字は決まっていますし、英語検定も出題される単語が決まっています。

対して古文書解読検定にはそのような基準はありません。

漢字検定のように出題される漢字を特定するのは難しいとおもいますので、

3級は ・借金証文 ・質地証文 ・検地帳 ・宗門人別帳

の中から出題されるといったように文書の種類で難易度設定をするのが良いのではないでしょうか。

上記に挙げたような古文書であれば人名や数字が多く、ある程度決まった文章ですので

難易度がそこまで極端に変動することは無いと思います。

相対評価である点。

周りの点数に応じて合格ボーダーが変動するのは①の難易度設定を適当にやっても相対評価で調整しようという

意図が見えております。漢字検定は例えば2級なら8割程度という基準があります。

実は漢字検定のボーダーも8割程度の中で155点、160点、165点と変化します。

ですので古文書解読検定も①の基準を明確に提示し、その上で少し相対評価を取り入れた絶対評価にするべきだと思います。

3級の申し込みをした受検者が希望すれば次回無料で再試験を受けられるようにするべき

返金をすることは恐らく難しいと思われますので、

せめて希望者には次回検定を無料で受けられるようにするべきではないでしょうか。

自分が棄権した人だったら「高い検定料を支払ってこの適当な難易度設定はなんだ(; ・`д・´)」

「一番簡単な級でこの難易度…古文書解読は諦めよう」といった思いを抱くと思います。

これでは古文書解読技能の向上と普及という協会の目的とは真逆な結果を導いてしまっています。

今後古文書解読検定を受けるべきか?

現状古文書解読検定は受けるべきではないと考えております。

最初は期待しておりましたが、今の状態では検定として破綻している状況ですので

2級の受検はしばらく見送りたいと思います。

ただ今後種々の改善がなされたら再検討したいと思います。

協会の発表がある度記事は書きますので今後もご覧いただければ幸いです。

[追記] 2019年2月4日 記事を書いてから1年程経過致しました。 定期的に公式HPを見ておりますが、試験内容が変わった様子はないようです。 ↑ あれから受検していないので、問題の出し方等変わっているかもしれませんが、 HPを見る限りでは変化なし。

やはり相対評価ですと以前のような出題ミスがまた起こり得ると思われます。 相対評価を続けるのであれば、もう少しどのような問題が出るのか公開するなど 対策のしやすさを上げる必要があるでしょう。例題は3つ公開されておりますが、 傾向が分かるわけではありません。 級ごとに科目を設定する必要があるという意見はいまだに変わっていません。

今年5月にはついに1級の試験が始まるようです。 1年前の時点で3級と準2級のレベル調整ができていないので、 しばらくは様子見をおすすめしたいと思います(個人の見解です)。

他に要望としては合計の受検者数・合格者・過去問・過去の試験のボーダーライン (今後固定のボーダー得点を設けないのであれば特に) を公開して欲しいと思っています。 過去問については権利関係があるかもしれませんが、類題なら権利関係をクリアできる文書は あるのではないでしょうか。現に例題を出しているわけですし。

理由は未受検者に自分も合格できそうか、見送るべきか少しでも判断材料があったほうが よいと考えているからです。受検者には合否通知の際に受検級の上記データが送られてきます。

最後に受検費用と飛び級についでです。 受検費用については高いですが受検者数が少ないですし、学割もあるので 妥当であると考えております。しかし、飛び級や同時受検は敷居を下げる意味でも 変えてもいいのではないかと考えています。 わたしは少し自信があったので2級からの受検が適正級だと思っていましたが結果から見ても、 3級・準2級の費用は無駄だったと言えます。その分2級からお金を出すのが嫌になりました。 こうなるよりかは飛び級を認めて中級者・上級者の受検もしやすくする必要があると思います。

上級者がいないと検定としての権威がなかなか上がらないようにも思います。

まとめ ・相対評価はやめて各級ごとに文書の種類を設定し、対策をしやすくした上で  絶対評価にしたほうが良いのではないか(10点~12点など部分的な相対評価)。 ・未受検者が受検するかどうかの判断材料をもっと提示してはどうか。 ・検定費用は現状でも納得ができるが、飛び級は認めて欲しい。 ・古文書が読める人が増えることは、史料を守ることにもつながるので運営者様には頑張って欲しい。  しかし検定の現状を見ると理念が先行して改善策があるにも関わらず、  全ての級の受検者に敷居が高い現状がある。 ・問題の出し方が改善されない限りつづきの級を受検する気にはなれない。  

大きな変化が合ったらたぶん別記事になると思います。  記事の内容について同じ意見・異なる意見を聞きたいのでコメントを是非お願いします。 どなたでもコメントいただけるように設定しております。 追記は以上になります。