公文書館に行こう!古文書の扱い方
いつも購読頂きましてありがとうございます。
今回の記事では公文書館で古文書を扱う際の注意点などをまとめて行きたいと思いま
す。大学でしっかりと扱い方を教わった自分でさえはじめに行ったときは敷居が高く感
じましたので一般の方であればなおさらだと思います。
この記事を読んで注意するべき点を押さえれば職員の方からも信頼していただけるので
是非行く前にもう1度この記事を読んでいただければと思います。
必要なもの・あると便利なもの
- ・鉛筆
- ・文鎮(写真をとるならガラス文鎮)
- ・ハンカチ
- ・マスク(アレルギーがある人)
まず鉛筆ですが古文書を扱う時はシャープペンシルは絶対NGです。
理由は落としてしまった時にシャープペンシルだと先がとがっているため破損のリスク
が高くなってしまうからです。
「シャープペンシルの使用はご遠慮ください」と貼り紙がしてある施設が多く、貸し出
し用の鉛筆がある場合がありますが自分で用意したものを使ったほうがなお良いでしょ
う。
次に文鎮ですが状(帳簿ではなく紙1枚のもの)の古文書だと折ってあるものがほとん
どです。ですからその場で翻刻しようとするときに手で押さえながらになってしまいま
す。ずっと触っているとそれだけシミやヨレの原因となる皮脂や汗がついてしまいます
から文鎮を用意しておきましょう。
次にハンカチですが、上記でも述べたように古文書は水分と油分が大敵ですから触る
前はこまめに手を洗いましょう。
最後にマスクですが、古文書は目に見えないカビやホコリがたくさんついています。
それらを吸い込むとアレルギー体質の方はくしゃみや鼻水が出てしまうのでマスクで予
防しましょう。古文書にくしゃみや鼻水をつけても大変です。
古文書を扱う際に気を付けること
- 現状保存
- 身につけるもの
古文書は歴史的価値もさることながらその地域に住む人々の共有財産です。
ですから、汚損・破損させないように細心の注意を払いましょう。
また次にその史料を扱う人のためにも状の折り目を変えたりしないようにしましょう。
身につけるものについては、時計やブレスレットなど外すようにしてください。
まとめ
以上公文書館で古文書を扱うときの注意点でした。
分からないことがあれば施設の方に聞きましょう。施設によって厳しいところとそうで
ないところとありますが、どこでも基本的な注意点を押さえておくようにすれば大丈夫
です。